国際結婚の理想と現実
大好きな人との幸せな生活を夢見る結婚。しかし現実は理想とは違った!というのはよく耳にする話です。同じ国の人間同士でもこのようなギャップを感じるのですから、国際結婚となるとその差はもっと広がることは想像に難くありません。
国際結婚の理想と現実とは、どんなものなのでしょうか。
国際結婚の理想、それは文化や習慣の垣根を越えてパートナーと理解し合い、幸せな家庭を築くこと。国際結婚と聞くと、とにかく大切にしてもらえる、幸せになれるというイメージをわたしたちは抱きがちです。例え食生活を初めとする文化やものの考え方などが違っていても、自分のことを全て理解した上で受け止めてくれる。そして二人の価値観を築いていけたら・・・というのが理想なのではないでしょうか。
しかし国際結婚には、言葉の壁や急激な環境の変化などが付きもの。日本に住む場合はともかく、パートナーの国で生活するとなると、なおのこと「こんなはずではなかった」と思うようなことになる可能性はあるでしょう。
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国際結婚の理想と現実に大きなギャップを生まないためには、結婚前にさまざまなことについて話し合い、共通の認識を持っておくことが必要です。結婚後の居住国や信仰する宗教のこと、育児方針や金銭的な将来設計など、お互いの結婚観についてしっかりと話し合うことができれば、きっと幸せな国際結婚生活が送れるはずです。
なにかとギャップがあって当然の国際結婚。心の受け皿を大きくし、柔軟性の高い適応能力を身につけることで、現実を理想に近づけることができるはずです。
国際結婚後の国籍は?
近年、ますます増加の一途をたどっている国際結婚。2007年の厚生労働省人口動態統計年報によると、結婚総数(婚姻件数)のなんと約5.6%が国際結婚なんだとか。この数字は1980年には0.9%だったということですから、いかに国際結婚するカップルが増えているかがよくわかりますね。
これからも増えることが予測される国際結婚ですが、その内容については案外詳しく知らないという人が多いようです。たとえば国籍について。日本人女性がアメリカ人の男性と結婚した場合、国籍はどのようになると思いますか?日本の国籍を失ってアメリカ人になるのでは?と思われた人もいらっしゃるかもしれませんが、国際結婚によって日本人が日本国籍を失うことはありません。
逆も同じ事で、日本人と結婚したからといって、アメリカ人がすぐに日本国籍を持つこともないのです。
では、国際結婚したカップルの間に生まれた子供の国籍はどうなるのかというと、ほとんどの場合、両親の国の重国籍を持つことになるようです。
しかし、現在の日本の国籍法では、22歳までに1つの国籍を選択しなければならないという規定があるため、いつまでも重国籍のままでいることはできません。残念ながらいずれかの国籍しか保持できないのが現状です。
もちろん、正式な手続きを経れば、結婚相手の国籍を取得することもできますが、国籍はその人のアイデンティティを表すもの。国籍の変更や選択の際には、熟慮を重ねたいですね。
国際結婚の際に必要なもの
日本人同士が結婚する際に必要なこと、それは婚姻届の提出です。この婚姻届の提出によって、結婚しようとしている二人の戸籍を確認し、違法性がないことが認められれば、晴れて法律上結婚が認められることになります。しかし二人のうちどちらかが外国人である場合、その人の戸籍は日本にはないために、すぐに戸籍を確認することができません。
そのため国際結婚は、日本人同士の結婚とは必要になる書類や手続きなどが異なることになります。
では、外国人とは結婚できない可能性もあるのか?というと、そういうことはありません。結婚はどこの国の人とでもできます。しかし外国には戸籍制度を採用している国はあまりなく、多くの国の外国人が戸籍というものを持っていません。
その代わりに「結婚要件具備証明書」、通称「独身証明」と呼ばれる戸籍に代わる書類があるので、入籍の際にはそちらを利用します。
ここで国際結婚の際に必要なものをまとめてみましょう。
まずは日本の婚姻届と、二人のうち日本人側の戸籍謄本。外国人側はパスポートと、前出の独身証明に承認印を押したものとその訳文、登録原票記載事項証明書がそれぞれ必要となります。
こうした書類が揃って初めて、婚姻届が受理されるのです。
国際結婚にこうした書類の提出を義務付けているのは、重婚などを防ぎ、日本の戸籍制度を堅持するためだと言われています。結婚は人生の一大イベント。不備のないように書類をそろえて、幸せな新生活のスタートを切ってください。